神崎朗子さんの訳書『ゴースト・フォレスト』が出版されました。
散文詩のような短い章が積み重なって構成された小説で、思いテーマを扱いながらも、作者も語っている「余白」の感じられる、ある意味清々しさの感じられる小説です。
主人公の中国への水墨画留学を経験する件で、私がちょっとだけ水墨画特有の用語などでお手伝いをさせていただいています。
宜しければご一読ください。

神崎朗子さんの訳書『ゴースト・フォレスト』が出版されました。
散文詩のような短い章が積み重なって構成された小説で、思いテーマを扱いながらも、作者も語っている「余白」の感じられる、ある意味清々しさの感じられる小説です。
主人公の中国への水墨画留学を経験する件で、私がちょっとだけ水墨画特有の用語などでお手伝いをさせていただいています。
宜しければご一読ください。
映画「天と地と」の題字などで知られる金田石城先生との対話集が今月出版されます。
金田先生が8人の水墨画家にインタビューする形式で対話が進められます。
それぞれの画家がどのようにして水墨画を始めたのか、水墨画に対する考え方や指導方法など、普段では窺い知ることのできない興味深い話が掲載されています。
対談は終始和やかで楽しい時間を過ごさせていただきました。
金田先生は、私の親と同じくらいの年齢にも関わらず非常にエネルギッシュで闊達な方でした。
梅一輪一輪ほどのあたたかさ 嵐雪
我が家の庭にも春がやってきました。
東洋画で梅は蘭、竹、菊とともに四君子と称され、花鳥画の最も重要なモチーフの一つとされています。梅が雪中にあっても百花に先駆けて開花することから、時代の魁となる先知先覚の君子に喩えられるのです。
まだまだ寒いですが、一輪また一輪と梅花が咲くにつれて日脚も伸び、暖かさが増していくことでしょう。
『水墨画入門』(岩波新書)などで知られる島尾新先生が、「美術の窓」2月号にて私の作品を専門的な視点で分析、解説くださっています。
高解像度で作品を撮影され、描いている私自身もなるほどそうなのかと感心してしまうほど分析が微に入り細に入り、私の感覚的な表現を見事に言語化してくださっています。あまりの詳細さになにか恥ずかしささえ覚えるほどでした。
4月号では今度は私の抽象作品について分析していただく予定となっています。どんな分析がなされるのか今から楽しみです。
今回の投稿は「骨法用筆」について語っています。
骨法用筆といえば、謝赫の説いた「画の六法」の一つですね。
水墨画では線描の技術がとても重要です。その技術が骨法用筆ということになりますが、ただ単に運筆の習練をすれば良いということではないようです。
ご興味のある方は以下のリンクからお読みください。
伊藤昌著『筆一本で描ける水墨画』(日貿出版社)が11月上旬に出版されます。すでに予約販売が始まっております。
今回は水墨画の入門者のテキストとしても使える内容となっており、植物、動物、干支、風景、人物など様々なモチーフを水墨画で描いています。
先日、東京水墨画会展を無事に終えました。
具象あり、抽象ありと様々な力作が展示され、楽しい展示会となりました。